アキシオリーでMT5が使えるようになった?
テラ口座の詳細と使い方を解説
アキシオリーはMT4とcTraderのみに対応していましたが、現在はMT5が利用できるようになりました。MT5を利用する場合はテラ口座を開設しなければならず、通常の口座とは異なる形式が採用されます。
この記事では、アキシオリーのテラ口座について説明します。また、MT5の使い方などについても解説します。
アキシオリーのテラ口座とは?
- アキシオリーのテラ口座はナノ口座と異なる
- スプレッドを極端に狭くしている口座でもある
- 取引時に手数料が必要
テラ口座は、アキシオリーが提供している低スプレッドの口座です。2021年の5月から運用が開始されました。

アキシオリーは一般的なトレードに対応しているスタンダード口座を準備していますが、その他に低スプレッドが強みで、スキャルピング取引しやすい口座としてテラ口座を作成しました。テラ口座ではスタンダードよりもかなり狭いスプレッドで取引が可能となります。
テラ口座の他にナノ口座も用意されていますが、ナノ口座とは違いがあります。
- テラ口座はMT5のみ利用可能
- ナノ口座はcTraderとMT4が利用可能
このような違いがあり、ナノ口座とは取引できるツールが異なります。アキシオリーでは利用できなかったMT5がついに利用可能となります。
海外FXのAXIORYで5月14日に、新しい口座タイプが追加されたみたいやで。
取引条件はナノスプレッド口座と同様で、MT5に対応。名前は「テラ口座」になってるから、MT5を使いたい方はぜひテラ口座がおすすめやで!
— 秒速のFXトレーダー (@MdU8FUyAyBTs793) May 17, 2021
基本的なルールはナノ口座と同じですので、テラ口座もスプレッドがスタンダード口座に比べてかなり狭くなります。このメリットを活かし、スキャルピングによる取引を行っているユーザーもいます。
なお、テラ口座は取引時に手数料が必要となっていますので、スプレッドの代わりに取引手数料による損失が発生する点に気をつけておきましょう。
テラ口座のメリット
- テラ口座はスタンダード口座よりもスプレッドが極端に狭い
- MT5を活用した様々な取引が可能
- スタンダード口座と同じレバレッジも利用可能
テラ口座のメリットは以下の通りです。
- スプレッドが狭い
- MT5が使える
- スタンダード口座と同じレバレッジ
こうしたメリットを持っています。
特にスプレッドの部分では大きなメリットを持っています。スプレッドを比較すると、明らかにテラ口座の方が狭くなっています。
スタンダード口座 | テラ口座 | |
米ドル/円 | 1.4pips | 0.4pips |
ユーロ/円 | 1.7pips | 0.6pips |
ポンド/円 | 2.2pips | 1.2pips |
ユーロ/米ドル | 1.2pips | 0.2pips |
※スプレッドの数字は平均値
この数字を見てもわかりますが、テラ口座はスタンダード口座よりも1pips程度スプレッドが狭くなっています。1pipsのスプレッドはかなり大きな違いがあり、取引によって多くの損失が発生する問題を避けられます。
他にもMT5が利用可能となっています。スタンダード口座ではcTraderを利用することになりますが、テラ口座ではMTシリーズの最新型であるMT5が利用できます。より快適なトレードが可能となっていることに加えて、様々な自動売買にも対応しています。
スプレッドを狭くしている口座の場合、様々な制限を設けていることが多くなっていますが、アキシオリーでは取引に必要な情報は制限しておらず、ほぼスタンダード口座と同じような形で取引できるメリットを持っています。
テラ口座のデメリット
- テラ口座ではcTraderが使えない
- 手数料が高いので利益を出す必要がある
- ナノ口座よりも使い勝手が悪い場合も
テラ口座のデメリットとしては、MT4やcTraderが使えない点があります。
ナノ口座であれば、テラ口座と同じルールでMT4やcTraderが利用可能となっています。しかし、テラ口座はMT5以外は利用できませんので、MT5のルールをしっかり覚えておく必要があります。
また、手数料を請求される口座となりますので、手数料を頭に入れて取引しなければなりません。手数料は以下のような形で請求されます。
0.1ロット(10,000通貨) | 片道0.3ドル |
1ロット(100,000通貨) | 片道3ドル |
10ロット(1,000,000通貨) | 片道30ドル |
主に利用されるロット数ではこのように手数料を請求されます。決済する際にも手数料が発生しますので、1ロットの取引をする際に支払う手数料は6ドルとなります。手数料による損失をカバーするためには、最低でも6ドル以上の利益を出す必要があります。
テラ口座はテラ口座と取引ツールが異なること、そして手数料を取られるという部分をしっかり把握していないと、思っていた以上に使い勝手の悪い口座となる可能性があります。
テラ口座が採用しているMT5とは?
- MT5はMT4を発展させた最新型
- 取引できる銘柄が多くなっている特徴を持つ
- MT4で利用できたインジケーターが利用できないケースも
テラ口座で取引に利用するのはMT5です。これは現在で最も利用されている最強のトレードツールであるMT4を改良した最新型で、これまでに取引できなかった銘柄のトレードを可能にしています。

MT4では株やCFDがトレードできない問題を抱えていましたが、MT5になって株式CFDがトレード可能になりました。これにより、アキシオリーでも株式を利用した取引がMT5で可能となり、低スプレッドでの株式取引も可能になりました。
この他にもMT5には以下のメリットがあります。
- 快適な動き
- 高い約定力
- 内蔵されているインジケーターが多い
- テクニカル分析のために用意されたツールが多い
- これから更にシステムの改善が期待できる
動作についてはこのような意見があります。
MT5サクサク動きそう♪使えるようにしとこかな(*^^*)
— そらまめ花子 (@55soramame) May 5, 2021
MT4よりも快適に動かせるケースが多いため、複数のMT5を起動しての取引も可能になっています。
また、MT4に比べると約定力が高くなっており、基本的なインジケーターの数もMT4よりも多くなっています。他にもテクニカル分析の部分が改善されており、用意されている基本的なツールが非常に多くなっています。
MT5は開発が事実上終了しているMT4と違い、これからの改善に期待できるシステムです。現在はMT4のインジケーターが一部利用できないと言った問題を抱えていますが、MT4に比べるとこれからに期待できる取引ツールです。
なお、macOSを利用している人は最新型をダウンロードしなければ取引できない点に気をつけてください。旧式のMT5はOSの問題に対処できていないため取引できなくなります。
まとめ
アキシオリーが新しい取引口座として提供したテラ口座は、これまで利用できなかったMT5による取引が可能となっています。自動売買も簡単にできる口座ですので、自動売買による短時間での取引を狙ってみるのもいいでしょう。